@作業療法士になるには@作業療法士暦11年の作者が語る

知っておきたい作業療法

発達障害の作業療法

発達障害とは?

発達障害とは、発達時期といわれる0歳から18歳前後までの間に発症し、運動や日常生活能力、学習能力、社会性などの発達に遅れや異常が生じるものをいいます。脳性麻痺、脳外傷、先天性疾患、筋ジストロフィー、自閉症などがその1例です。

例えば、生まれて間もない赤ちゃんが発達障害とわかると、おすわりやハイハイ、手遊び、歩行などが一般的にできるようになる月例と比べて遅れてしまいます。作業療法士は、可能な限りその発達を促して遅れを取り戻していきます。

また、食事や排せつはもちろんのこと、着替えや書字まで、就学に向けての準備を行います。子供の発達を支援する両親、家族、学校関係者への指導も欠かせません。

将来は学校で働く可能性も?

海外の作業療法士が公立の小学校や特別支援学校(養護学校)に働くことは珍しくありません。アメリカでは、全ての子供が普通学校で教育が受けられるよう"ノーマライゼーション"の考え方が普及しています。子供の個々の能力に答えていく体制のなか、作業療法士もその役割を担う専門職の1つです。

日本では、まだまだ準備段階で定着していませんが期待される領域です。学校の作業療法士は、発達上の問題を個別に把握し支援することができます。一見、まわりの子供達と何も変わらない子供の集中力や感情の起伏について予測をすることができます。また、成績不振や不登校に陥る子供と親に対し、作業療法の考え方からアドバイスをすることができます。

作業療法士の活躍の場は、医療や保健、福祉の枠を超えて教育分野へも広がっていく可能性があります。専門に研究する作業療法士も増えてきており、近い将来に実現されているかもしれません。