@作業療法士になるには@作業療法士暦11年の作者が語る

ベテラン作業療法士が受験への不安に答えます!

作業療法士になるための"適性"はありますか?

作業療法士は医師・看護師と同等の"医療従事者"です

はじめに、作業療法士を目指す=医療従事者を目指すということであることを確認しなければなりません。医療に携わるということは、人の命に係わるということ、人の生活に着手するということです。場合によっては、ちょっとしたミスや乱れが、患者さんだけではなく、患者さんを結ぶ家族の人生までをも狂わせてしまうのです。

作業療法士を目指す方の多くが、「人のためになりたい」「『ありがとう』といわれたい」という気持ちを多かれ少なかれお持ちかと思います。もちろんこのような精神は、他にも数多くある"対人援助職"に必要な志しですが、医療従事者としては、また更に志しが必要です。それは、医学ことに人が健康であることに関する興味とそれに対する探求心です。人の健康は基本となる身体、精神(心)、それを取り巻くあらゆる環境の影響を受け複雑に変化していきます。あらゆる側面から人の健康を探求しようという気持ちが、人の命や生活に係わる医療従事者としての第一歩であると、私は考えます。

どんな仕事に就いても一生勉強です。医療従事者になれば、一生、人の健康について知識を深め、考えをもつことになります。そのような志しが、現場での緊張感、謙虚さを深め、技術を高めるのです。

作業療法士は遊びが得意?!

作業療法士が実際に患者さんと接しているところを見たことはありますか?作業療法の全ての場面がそうではありませんが、何か"遊んでいる"ような、楽しい雰囲気で患者さんと接していることが多くみられると思います。

作業療法士は、患者さんの目的や状態に応じて適した作業(手芸・家事動作・ゲーム等など)をリハビリ訓練のプログラムに取り入れます。そして、その作業を患者さんができるだけ"夢中"になれるようにやり方をアレンジしたり、材料や雰囲気を変えたりします。そうすることによって、様々な効果や成果が生まれるのです。

これらの工夫が作業療法の醍醐味であり、面白さでもあります。例えば、今ここで、目の間にたまたまある"ハンカチ"1枚で、何か楽しい遊びを考えることができますか?...このようなことを楽しい!得意!と思える方は作業療法士の現場により馴染みやすいでしょう。