@作業療法士になるには@作業療法士暦11年の作者が語る

ベテラン作業療法士が受験への不安に答えます!

どのような就職先がありますか?

病院以外にも様々な分野への就職先があります

作業療法士が係わるリハビリテーションの分野は、目的によって大きく3つに分けることができます。

1つ目は病気や怪我の治療がメインの病院です。治療(例えば手術や安静)中、体力の低下やメンタル面の問題が予測される患者さんに対して作業療法を行います。運動が許可されて、本格的なリハビリテーションが開始するまでの大切な準備期間となります。

2つ目は自宅(またはそれに近い施設)に帰るための練習をメインとする病院や施設です。ここでの作業療法は、女性であれば家事、男性であれば仕事復帰、子供であれば就学、高齢者であれば地域活動への参加など、より個別的なプランが組まれます。

3つ目は自宅に戻ってからの健康管理や社会復帰を支援する施設や機関です。体の衰えや新たな障害の予防を目的として、作業療法が行われます。日中、孤独や閉じこもりを予防する通所リハビリテーション施設も活躍場所の1つです。

障害別の分野にも分かれています

病気や怪我の後に生じる後遺障害の種類に応じて、作業療法の分野も大別されています。まず1つ目は"身体障害"の分野です。骨折や切断、脳卒中やその他の神経難病、内科疾患の後に生じる障害が専門となります。

2つ目は"精神障害"の分野です。統合失調症、アルコール依存症、神経症などの精神疾患の後、対人コミュニケーションや作業に対する集中力、認知面の障害を専門とします。3つ目は、"小児発達障害"の分野です。難産の後に生じた障害や、脳性まひなどの先天性疾患などを専門とします。

就職後は、作業療法の手技・手法だけではなく、専門とする分野の疾患や障害に対する知識も深めることとなります。また、同じ身体障害でも、患者さんの年齢層が限定されていない病院や、高齢者を専門とする病院もあります。病院や施設によって特徴がありますので、就職活動での見学や、実際に働く作業療法士が、どんなことに関心を寄せているのかをリサーチしておくことが大切です。