ベテラン作業療法士が受験への不安に答えます!
作業療法士と理学療法士の違いが良くわかりません...
基本的動作能力:理学療法,応用的動作・社会的適応能力:作業療法
理学療法士・作業療法士法では、理学療法を「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義しています。
対して作業療法は「身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう」と定義しています。理学療法士と作業療法士の違いを理解するためのキーワードは、"基本的動作能力と応用的動作・社会的適応能力"と"物理的手段と作業"です。
散歩ができるようになるためには?
例えば、"1人で散歩ができるようになる"という訓練目標の場合、理学療法士は、特に患者さんが1人で歩行ができるようになる訓練を中心に行っていきます。その際、歩行に必要な筋力、関節可動域、持久力、バランス能力など、主に歩行の基礎となる部分をみていきます。
ところが、1人で歩行ができるようになっても、すぐに散歩を自由にできるようになったとはいえません。ここからが"応用的動作能力"と"社会的適応能力"の訓練となります。散歩をするためには、周囲の景色や道路状況を認識し、目的地までの進路を設定します。声をかけられたり、傘をさしたり、急な状況変化に対応する技も必要となります。これらは、作業療法士が得意とする部分といえることができます。
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